関連イベント

【終了しました】2/28(土) これ木連主催「対論:坂本功VS渡辺一正 伝統構法を考える」

issho3/28の「伝統構法を無形文化遺産に!」キックオフフォーラムで基調講演を行う渡辺一正先生が、この運動の賛同団体である「これから木造住宅を考える会」が主催する「伝統構法を考える勉強会」で、坂本功先生と対論します。テーマは「現代の構造解析技術で伝統木造建築技術を何処まで理解出来たのか?」とのこと。興味ふかい内容です。

以下、テーマについて考えるよすがとなる文章を掲載します。

三内丸山遺跡まで行かずにも、卑近な掘立て柱による住宅を見れば古代建築の凄さは感じられよう。地震にも風にも良く耐える。積雪にすら十分耐え、意外に快適で、しかも、耐久性も存外高い。

伝統建築技術は、この古代建築をモデルとして工夫を加えたものでその信頼性は高く、江戸末期以前は、伝統建築技術は最先端技術でもあった。しかし、江戸末期以降、次元の異なる海外技術が導入され、伝統建築技術は、それら移入技術とは別の世界に閉じ籠められた。

伝統木造建築技術は国内的にはこのように二軍に退かされたが、ブルーノ・タウトばかりでなく、ル・コルビュジエ、ヴァルター・グロピウス、フランク・ロイド・ライト、ミース・ファン・デル・ローエなどの世界の巨匠は、桂離宮を始めとする日本建築を賞賛し、それらを生み出す伝統建築技術に感動した。彼等が東大寺の鋼材による耐震補強を悲しんだのは、地震の怖さを知らないからだろうか?

耐震設計の大先輩、梅村魁先生は、木造建築研究フォラム発足式の講演で、「軋みこそが、木造の強み」と言った。この軋みは果してモデル化出来たのだろうか?

タイトル

これ木連 伝統構法を考える勉強会
第20回「対論:坂本功VS渡辺一正 伝統構法を考える」
―現代の構造解析技術で伝統木造建築技術を何処まで理解出来たのか?―

日時

平成27年2月28日(土) 13:30〜16:30(開場13:00)

会場

東京文化財研究所・セミナー室 (東京都台東区上野公園13-43)

アクセス

150228_map
JR鴬谷駅 南口より徒歩10分・JR上野駅公園口より徒歩15分
会場のHPでアクセスを確認する   


講師

坂本 功氏(東京大学名誉教授・NPO木の建築フォラム理事長)
渡辺一正氏(元建設省建築研究所第四研究部長・NPO市民文化財ネットワーク鳥取理事長)

定員

100名

参加費

2,000円

申込

こちらのフォームより
http://form1.fc2.com/form/?id=460277

問い合わせ

これ木連事務局 (風基建設株式会社内 担当:渡辺)
TEL:03-3356-4841 FAX:03-3356-4843
koremokuren@e-mail.jp

主催者発信の情報源

http://koremoku.seesaa.net/article/412414185.html