ユネスコ無形文化遺産とは

世界遺産が建築物などの有形の文化財の保護と継承を目的としているのに対し、無形文化遺産は、民族文化財、フォークロア、口承伝統などの 無形のものを対象としています。

2003年の第32回ユネスコ総会で採択

「無形文化遺産とは、慣習、描写、表現、知識及び技術並びに、それらに関連する器具、物品、加工品及び文化的空間であって、社会、集団及び場合によっては個人が自己の文化遺産の一部として認めるものをいう」

選考基準

1. 人類の創造的才能の傑作としての卓越した価値 2. 共同体の伝統的・歴史的ツール 3. 民族・共同体を体現する役割 4. 技巧の卓越性 5. 生活文化の伝統の独特の証明としての価値 6. 消滅の危険性

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ユネスコ賛助によるアジア太平洋地域における無形文化遺産のために、独立行政法人国立文化財機構はがアジア太平洋地域における無形文化遺産保護のために設立したアジア太平洋無形文化遺産研究センター(IRCI)のパンフレット。PDFをダウンロード

伝統構法は、1.〜6.のすべての項目を満たすものであると、伝統木造技術文化遺産準備会は考え、国やユネスコへのはたらきかけをしていきます。

ユネスコで認定を受けた日本の主な無形文化遺産

テーマユネスコで指定を受けた無形文化遺産
【民俗芸能】アイヌ古式舞踊、早池峰神楽
【祭り】
京都祇園祭の山鉾行事
【舞台芸能】能楽、人形浄瑠璃文楽、歌舞伎
【手工芸】結城紬、小千谷縮、和紙
【暮らし】和食

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文化庁のWebサイトより 日本のユネスコ無形文化遺産登録の状況、登録までの流れ、登録の基準 文化庁の関連ページへ